こんにちは♪
今回は2月2日に行われた節分集会の様子を、裏話も含めつつご紹介したいと思います。
毎年、この日が来なければいいのに…と思っている園児も多い『節分』。
他の行事は楽しみなのに、節分だけは「鬼が怖いから、保育園行きたくないな・・・」という子がいたり、なんとなく楽しさよりも怖さが思い出として残ってしまいがち。
それでは!と、今年は園の若手スタッフが立ち上がり、ただ「おにはそと~」と鬼を必死で追い払うだけではなく「ふくはうち~」としっかりと福の神様を招き入れられるような豆まきが出来ないかと意見を出し合い、その名も『怖いだけじゃない!節分集会』検討会がスタートしました。
まずはじめに、どうしたらみんなが安心して豆まきが出来るのか・・・という事から討論を開始。
今までの集会でもイラストでしか見たことがなかった、鬼が嫌いだという『やいかがし』を子どもたちのお守りとして実際に作ってはどうかという話になり、給食室スタッフにも協力をお願いしたところOKを戴きました。
これが『やいかがし』です。焼いたイワシの頭にヒイラギの枝を刺してあります。たしかに強烈な匂い!
子どもたちも実物を触ってみたり、匂いを嗅いだりして興味津々。
でも…クサい!(笑)
「これがあれば鬼は近づけないからね!」と不安が少しでもなくなるようにお話をしました。
また、豆まきの絵本の中に「鬼は自分の心の中にもいるんだよ」というお話があったことから、子どもたちも鬼のお面をつけて、心の中にある様々な鬼も一緒にやっつけることになりました。これで準備は万端です。
そこへ、ついに現れた鬼たち!
子どもたちはキャーキャー逃げ回りながら、豆の入った小袋を必死に投げつけたり、投げるのも忘れて立ち尽くしていたり…。保育者も、やいかがしを鬼に向けて必死にみんなを守ります。
「この『やいかがし』があれば大丈夫だからね!」
ついに鬼たちが降参。最初は怖がっていた子どもたちも、泣いている鬼を見て最後は自分たちから鬼に近寄り、タッチをしてさよならしました。
いっぽう乳児組は、みんなで作った鬼にボール(豆の代わり)を投げつけて鬼退治!
上手に鬼退治できたかな?
そして午後。つき組の年長児たちに、謎の人物から手紙が届きました。いったい誰から?
いつの間にか机の下に貼られた『指令カード』に従って、グループに分かれてミッション開始!
園長先生を探したり、逆さ文字を鏡で写して読んでみたり・・・。自分たちのひらめきをヒントに、難しいミッションを次々とクリアー!
ミッションでゲットしたカードを集めて再びお部屋に集合しました。
カードにはひらがなが1文字ずつ書かれています。うーん、どの順番で読んだらいいのかなぁ?
正解は「ふ・く・の・か・み」!お手紙は福の神様からのものだったのですね。
そうこうしているうちに、おやつの時間になりました。
なんとそこに、福の神様が登場!みんなもビックリです。
みんなが鬼退治を頑張ってくれたお礼にと、甘~いお菓子を戴いたのでした。
今年はこのように『怖いだけじゃない!節分集会』を企画してみましたが、いかがでしたでしょうか。実際のところは「やっぱり鬼は怖かった…」という感想が一番だったようですが、それだけではない何かがみんなの心に残ってくれたらいいなぁと思います。
さて、来年はどんな節分集会になるのかな~? お楽しみに!